国立公州 (コンジュ)博物館【忠清道観光スポット・ハナビツアー】

国立公州（コンジュ）博物館
国立公州博物館は、忠南の北部地域から発掘された主に百済時代の遺物を保管・管理し研究活動や展示をしている博物館です。この博物館では、1971年に発見された百済時代の武寧王（501～523）と王妃の墓での武寧王陵から出土した文化財を特別管理し、出土した遺物のほとんどを観覧することができます。公州博物館には2つの展示室があり、国宝19点と宝物4点などを含む、約1000点の遺物が展示されています。


		2階にある第1展示室では、武寧王陵から出土した遺物が展示されており、金でできたベルトや腕輪、青銅の鏡や、実物大の武寧王陵の墓の模型が展示され、発見当時の状況も知ることが出来、王陵内部もレプリカで再現されています。また第2展示室では、忠南地域から出土した遺物が時代別に展示され、百済文化の特徴を理解するのに大変役に立つ内容となっています。


武寧王陵以外にも、公州地域では数多くの遺跡や遺物が発掘されてきました。本館の前にある庭園には、水を盛るために使われていた大きな2つの石の器が展示され、その他公州一帯から出土した多くの石の遺物も併せて展示されています。

日本との関わりが深かったとされる武寧王



百済第２５代王である武寧王（４２６年~５２３年）はしばしば漢江流域に対する高句麗の侵入を撃退し壊滅的な打撃を与え、百済に安定をもたらした王とされています。また日本書紀の記述に「百済の蓋鹵王が弟の軍君昆伎王を倭国（日本）に人質として派遣する際、一婦人を与えて、途中で子が生まれれば送り返せと命じた。一行が筑紫の加唐島まで来たところ、子が生まれたので嶋君と名付けて百済に送り返した。これが武寧王である」と記され日本で出生したともされています。			また武寧王の太子である淳陀が倭国で死去したとの記述も残り、一部には「武寧王は若い頃倭国に滞在しており、淳陀は倭国で生まれ、そのまま滞在していたのではないか」という説まであるほどです。そして日本の桓武天皇（７３７年~８０６年）の生母高野新笠は淳陀を遠祖とするとされています。また遺跡発掘当時、武寧王の棺材が日本にしか自生しないコウヤマキと判明し大きな話題となりました。

公州、武寧王陵で発見された遺物が展示されている

♣観光地情報データ 　　　　　　　　　　

    観光地名    :    国立公州（ゴンジュ）博物館　   ／ 국립 공주박물관　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

   【観光地情報】

住        所

忠清南道（チュンチョンナムド）公州市（ゴンジュシ）熊津洞（ウンジンドン）360番地.　　　　

(ハングル)
충청남도 공주시 웅진동 360번지

休館日
1月1日、毎週月曜日

入場料無料

観覧時間
  観覧時間： 09：00～18：00（土・日、祝祭日は09：00～19：00）

お問い合わせ先
041）850-6300

ホームページ

http://gongju.museum.go.kr

現地アクセス公州市外バスターミナルの向かい側からタクシーに乗って約10分所要。



    ♣ 注意事項

  • 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

• 最終更新日 : 2015.03.28

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