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慶尚南道の隠れた観光地、密陽と梁山
密陽市は慶尚南道の北東部に位置している内陸都市で、釜山と大邱の中間に位置し、鉄道・京釜線が市の東北部を南北で貫通し、国道24、25号線が中心部を貫通している他、周辺の大都市である昌原(チャンウォン)、馬山(マサン)、蔚山(ウルサン)、釜山、大邱(テグ)、などを繋いでいるため交通の要所として知られています。映画「シークレットサンシャイン」の舞台ともなった密陽市で有名な表忠寺は朝鮮時代の「文禄・慶長の役」当時、危機に瀕していた朝鮮を救った僧侶四溟大師の遺跡地で、西山、四溟、騎虚の3大師を祭る表忠書院を寺院の中に置いたことでその名が表忠寺と呼ばれるようになりました。
 
梁山の通度寺は新羅善德女王15年(646年)に慈蔵律師によって創建されました。この寺院には慈蔵律師が唐から持ち帰った釈迦の仏骨、仏歯、仏舍利、袈裟が保管されています。そして、大雄殿には仏像はなく、金剛階段(国宝第290号)に仏様の真身舍利を安置していることが特徴です。特に通度寺周辺の霊鷲山の山麓には、20の庵が通度寺を中心に羽織に包んだように囲まれ、後ろには屏風を立てたような奇岩怪石の絶壁と調和をなしています。 毎年4月ごろ、艶やかな花が咲き誇る野花祭りは韓国の三大寺院の中のひとつである通度寺瑞雲庵の境内で開かれます。5千余坪の野花団地内に韓国の野生花である錦嚢花、翁草など、百余種数万株を植えて、可憐な野花たちが観光客を迎えます。
 
通度寺
通度寺(トンドサ)は韓国三大名刹の一つでまた三宝寺のひとつといわれている。三宝とは仏と法と僧のこと。その宝をひとつずつ擁した3つの寺を三宝寺と言い、通度寺(トンドサ)はその三宝のうち釈迦の仏舎利を祀る寺「仏宝寺刹」として知られている。「仏」を奉安しているが故に通度寺の大雄殿に仏像が安置されていません。 舎利塔(仏舎利を祀った塔)は大雄殿の後ろにある金剛戒壇に納められている。境内の広さは約200万坪と韓国最大を誇り、大自然の緑に包まれた中で、大雄殿や説法殿などの12の法堂が建立されています。通度寺は高麗時代に造成された多くの石造物を有することも特徴となっています。
密陽アリラン祭り
梁山ウォルトンベネコル祭り
密陽(ミリャン) ・梁山(ヤンサン)
密陽市役所 密陽駅 梁山市役所 梁山駅
梁山伝統儀式
密陽 (ミリャン) ・梁山(ヤンサン)エリア